わが家の姫の歩み

ダウン症の娘の育児日記です。両親に良く似て本当に個性的な子です。

立ち止まって考える

いつもふざけた内容が多いので、今回はちょっと真面目なお話し。


人間は毎日色々な事を積み重ねて、学習して経験値をちょっとづつ上げていると思う。


それで行くと、出産、育児ってハンパ無い経験値獲得になっていると思う。


「テテテテッテッテッテ~」←ドラクエの音

って鳴りまくってる気がする(笑)


えと、この内容だけだと、出産、育児をしないと経験値が上がらないのか?って内容になりかねないのでそこは違うと思うので、悪しからず。


妊娠前は、元々身体が強くなかった私は子供は難しいと言われていた。


なので、安易に「子供は?」って発言に対してちょっとの不快感があった。


結構面倒だったので、「うちは子供作らないんだ~」とか「子供無理なんだよね~」とか言って受け流していた。


そうすると病院を勧められたり、子供の良さを語られたり、若干面倒な事も多かった。


この経験があるので、基本的に私は子供の居ない既婚の方に安易に子供の発言はしない。


我が家は5年間(結婚前も含めると7年間)2人だけの生活だった。それはそれで楽しい夫婦生活だった。


もし今も姫さんを授かっていなかったら?不幸?


いやいや、そんなことは無く、普通に幸せだったと思うよ。


あ、こんなこともよく言われたな~


「子供が居なければ、もっとうちも夫婦円満だったかな~」


って言われると


「2人で何十年って仲良く続けるのもそれなりの努力が必要だと思うよ。だって大人2人って何もしなければ何の事件も起きないからね。それに子供が巣立ったらまた夫婦2人でしょ?」


って答えてた(笑)


そんな日常を経て、まさかの妊娠!


色々な事に衝撃を受けながら38週間の日々。最初の頃は出血したり、妊娠糖尿病の検査で引っ掛かったり何だか大変だった。


仕事も続けた。結構しんどかったけど、産休ギリギリまで頑張った。氷ガリガリ食べて頑張った。(今思えば氷食症になってたんだと思う)人生の中でここまで氷を買い続けたのは最初で最後だと思う(笑)


妊娠リストラにあわないように必死でしがみついた。本当は超しんどかったのが本音。


でも周囲からは元気な妊婦扱いだった。これが現実。


自分がなってみないと分からない。


人生って本当に当事者になってみないと分からないことが多い!

多すぎる!というか、私が勉強不足なんだと思うけど。


たまにね、立ち止まって考える事をする。

「え~と、今まで私の言ったこと大丈夫かな?」って、、、


人間って気が付かない所で相手をひどく傷付けてしまっている事がある。


例えばね、姫さんはちょっと小ぶりなのでベビーカーでお出掛けすると「ちっちゃいね~」って言われる事が多々ある。


私自身は大して不快には思わないけれど(聞き飽きてはいるけど(笑))、人によってその辺は様々な受け止め方があると思う。


以前病院の待ち合いで会話したお母さんが「早産の低体重児で産まれて、今日はやっと退院後の1ヶ月健診なんです~」なんて言っていた時に、「あ~そうだったんですか~大変でしたね、うちもNに入院してたんで。早くママに会いたかったんだね~」って言った事がある。


このあと、私の発言は大丈夫だったのか?結構その後考えてた(汗)

ひょんな事でママを傷付ける発言をしていないか?

考えてから発言することも大事だなと。


そんな風に少し立ち止まって考える事が出来るのも、姫さんが教えてくれたな、、、と。


健常児だったらここまで他人への配慮考えなかったかな。


姫さんのおかげでちょっとは人に優しくなれてるかな?

姫さんのママとして恥ずかしくないように成長出来てるかな?

もっと頑張るからね!



姫さん、今日で無事6ヶ月です。

このベビースケールの上に乗って、そのまま持ち上げてアラジンごっこにハマり中(笑)


めっちゃ重いし(姫よりベビースケールが重い!)、めっちゃ疲れるけど、声を出して笑うのでやめられない(笑)



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